2015年02月25日
春の足音が聞こえてくるこの頃
冬来たりなば春遠からじ!
イギリスの詩人シェリーの「西風に寄せる歌」の一節「If winter comes, can spring be far behind?」に基づく,あまりにも有名なフレーズである。
寒く厳しい冬が来たということは,暖かい春が目の前まで来ているということから,今は不幸な状況であっても,じっと耐え忍んでいれば,いずれ幸せが巡ってくるというたとえである。訳については異論を唱える専門家もいるが,私の好きな人生訓である。
ところが,この有名なフレーズ,沖縄においては,あまり心に響かないし,いささか違和感さえ覚える。何故なら,沖縄の冬は長くもないし,厳しくもない。逆に短い冬が終われば,長期の熱帯夜と招かれざる客・台風が待っているのだ。特にガーデニングを楽しむ輩からすると,花を愛でる期間がもう少し長くてもいいのではないかとさえ思う。
まだ2月だというのに,今日の最高気温は24℃であり,そろそろ短い冬・春の後に厳しい夏の到来を覚悟せねばなるまい。
さざ波の後は大波が来るぞ!
それでも,短い"うりずんの季節"を満喫したいものだ。